100人に6人がうつ病になる社会
普段生活してして
- なんとなく怠い
- 気分が乗らない日が続く
- 食欲がない
- 眠れない
などといった症状が出ていませんか?
もしかしたら精神疾患のサインなのかもしれません。
日本では、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があります。
また、女性の方が男性よりも1.6倍くらい多いことが知られています。
厚生労働省hpより
このように現代ではうつ病に誰がなってもおかしくない状況となっています。
さらに新型コロナウイルスによる様々な面でのストレスの増加でうつ病・うつ状態の人の割合が
2013年の7.9%と比較して2020年は17.3%と2倍以上になっているようです。

うつ病の症状
うつ病の症状には以下のような特徴があります。
- 動作がゆっくりになる
- 反応が遅れる
- 些細なことで怒りやすくなる
- 眠れない
- 食欲がない
- 頭が痛い
- 胃の不快感便秘や下痢
- 感情を感じない
- 生きている実感がない
- 悪い方向へと想像してしまう
- 自分が悪いと思い込む
- 死にたいと思う
実際僕自身も「適応障害、うつ症状」と診断を受けた過去があります。(現在は克服して元気に過ごしています)
当時は本当に辛くて、毎日「自分はなんてダメなんだ」「死んだ方が楽なんじゃないか」など負の感情が頭の中をグルグルと回っていました。
原因は?
精神疾患の原因は人それぞれです。僕の場合は「100時間を超える残業」「月4日しかない休日の少なさ」といった労働環境が原因の一つでした。
そういった自分を取り巻く環境の影響も確かに大きかったと思いますが、それよりも重大なものがありました。自分自身の物事に対する考え方でした。
- 根が優しすぎる人
- 完璧主義者
- 几帳面でまじめ
などの性格の人はうつになりやすいと言います。
これはその人の性質という見方もできますし、もしかしたら遺伝的なもの、生まれつきの要因などもあるかもしれません。
ですが物事に対する考え方も大きいと思っています。なぜなら同じ環境でも病気になる人とならない人が存在するからです。
様々なストレスを真正面から受け止めるのではなく、受け流すトレーニングをすることでストレス耐性を高めることができます。
ではどのようにトレーニングをするのでしょうか?
考え方・捉え方を自主的に変えていく
何か失敗した時や嫌なことがあったときに「だめな自分も認めてあげる」ことが大切です。
精神疾患を患っている多くの方はことあるごとに「なんて自分はダメなやつなんだ」とすぐに自分を責めます。
僕もそうだったのでよくわかります。完璧を求めていたのです。でも気づきました。
俺ってそもそも、そんなにできる人間じゃないんだ。苦手なこといっぱいあるわ〜
そう思うまでにとても時間がかかりました。たくさん本を読み、自己を見つめ直して、自分を分析しました。
結果「自分が期待するほど立派な人間じゃないんだから、できなくて当然」と思えるようになりました。
こうやって書いているとすごく簡単なことに思えますが、実際は自分のプライドや完璧を目指すマインドが邪魔してなかなか難しいのです…
僕がうつ、適応障害を患っているときに助けられた本を紹介します。
心屋仁之助さんの本です。
![]() | もう、がまんしない。 「自分らしく」生きる練習 [ 心屋仁之助 ] 価格:1,540円 |

この本は自分のことが許せない、自分に厳しすぎる人に是非読んでいただきたい内容になっています。
僕は心屋さんの本を数冊読んで少しずつ自分を許していくことができました。参考までに興味があれば読んで見てください。
ただし、個人的な意見として
本を読んだり セミナーに行ったり カウンセリング受けたり 薬を飲んだり
こういったことで一時的に気持ちが楽になったり症状が和らいだりはするでしょうが
病気の原因となった同じ環境に再び立たされたときに、大丈夫だと思えるでしょうか?
恐らくまた症状が悪化するケースが多いでしょう。
厚生労働省の調査によると、うつ病で休職した社員のうち47.1%が5年以内に再発、再休職を取っているようです。
環境を変える/自分を変える
ではどうしたら再発を防げるのでしょうか?
それは先に述べた通り「自分の考え方を変える」か「環境を変える」ことが重要だと思います。
勘違いして欲しくないのが、自分が悪いから自分を変えるのではありません。
自分を守るために自分の脳の思考を変えるのです。これはいきなり変えることはできないです。
毎日の小さな成功体験を積み重ねることが重要です。ポイントとしては本当に小さなことでもOKとすること。
そして「あ〜こんなミスしちゃったけど、別にいっか。大丈夫だ。」と自分を許容することができたらそれも成功です。
そうやって少しずつ小さなこともプラスに捉えられるようになれたら、同じ環境に戻ったとしても乗り越えていけるのではないでしょうか。
そしてもう一つ、環境を変えてしまうことです。
これは効果は大きいでしょうが、負担も大きくなるでしょう。環境が変わると慣れるまではストレスがかかりますし
そもそも環境を変えるために行動を起こすことですら相当体力を使います。
ちなみに僕は転職により環境を変えました。さらに先ほど紹介した本や、心理学系/自己啓発系のYouTubeで自分を見つめ直し
意識的に自分の思考を変える努力を続けてきました。それは今も続いています。お陰で今はとても幸せです。
環境を変えるなら思いきりが必要ですが、僕のように転職もありです。その場合、オススメは給与ではなく、福利厚生面を重視し、
できるだけ実務経験を積める中小企業(あまり規模が大きくないほうが良いです)を狙っていくことをオススメします。
競争がそこまで激しくない環境で着実に業務をこなしスキルを身につけられれば自信をつけることができ、向上心も芽生えるでしょう。
もともと真面目な性格ですから、上司や同僚からの信用もすぐに得られるはずです。
そういった「いい会社」と巡り会うためにも転職エージェントを上手く利用し、環境を思い切って変えることもオススメします。



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